冬はなぜ寒いの?

2025年1月28日
    昨日とはうって変わり、青空がまぶしく輝いています。
    風は冷たいですが、太陽の陽ざしを浴びて暖かな陽気となりました。

    「寒さに震えた者ほど、太陽の暖かさを感じる。
     人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る。」

    アメリカの詩人ホイットマンの言葉だそうです。
    本当に、そのとおりだと思います。
    なぜ冬は寒いのだろう?
    その理由に迫ったのが、3年3組の理科の授業でした。

    生徒は実感として、冬の方が南中高度が低いということを知っています。
    そこで、夏と冬の太陽の角度の違いをつけて、太陽エネルギーの線を一定間隔で描き、
    地面にどれだけのエネルギーが届いているかを確かめました。

    すると、確かに冬の方が、
    受け取ることのできる太陽エネルギー量は少ないということが分かりました。

    さらに教員から、太陽光パネルや久能山の石垣イチゴの話がなされました。
    それぞれ、冬であっても効率よく太陽エネルギーを受け取る工夫がされていることを理解しました。

    窓の外に見える太陽光パネルを見て、生徒から「なるほど!」との声が漏れ聞こえました。
    学ぶことで、冬が寒い理由やその仕組みを知ることができました。
    身近なことが理論的に理解できると、今までの自分から一歩成長できた気がして、
    心がワクワクしてきませんか。
    それが ”学ぶ楽しさ” であり、 ”生きる喜び” なのだと思います。

    学ぶ対象は自然だけにとどまりません。
    言語、数学、歴史、社会制度、音楽、美術、衣食住、パソコン、スポーツなどなど
    長い長い年月をかけ、人類が築き上げ、受け継がれてきた ”文化” について知ることができます。

    でも、どんなに学んでも、
    世の中には分からないことの方が、圧倒的に多いものです。

    だからこそ謙虚に。
    だからこそ貪欲に。
    生徒よ、学び続ける人であれ。(文責:教頭)