6月29日(土)30日(日)の2日間にわたり、男子バスケットボールの浜松地区大会が行われました。
舞阪中は、東部中会場で行われた予選リーグに挑みました。
初日は、最後の大会という独特のムードと緊張感のため、思うような試合運びができなかったようです。
今までに一度も負けることのなかった東部中に68-71で惜敗し、
次の西高中戦では61-60で勝利を収めたものの、得失点差の関係で、
決勝トーナメント進出の可能性が、早くも無くなってしまうという状況になりました。
次への目標がなくなり、モチベーションを保つには難しい状況の中、大会2日目を迎えました。
開成中との試合は、前日とは見違えるほど、選手たちの動きは躍動していました。
1人がボールを持つと、周りの選手が一斉に動き、全員で攻撃ができていました。
シュートは決まるまで何度も放ち、着実に加点していきました。
後半は控えの選手も次々と出場し、気がつけば全員がコートに立つことができました。
控えの選手の活躍に、ベンチからも盛んに声援が飛び、チーム一丸となっての試合となりました。
結果は79-37で勝利をつかみました。
次の浜松学院中戦では、45-90と力の差を見せつけられての敗戦となりましたが、
第1ピリオドでは21-16、第3ピリオドでは23-18でリードするなど、強豪相手に意地を見せました。
バスケットボールの試合においても人生においても、思いどおりにいかないことは当然あります。
大切なことは、そこであきらめて投げやりになってしまうのか、
それとも、踏ん張って次の機会を期すことができるのか、どちらなのかということです。
バスケットボール部の生徒たちは、初日の結果で投げやりになることなく踏ん張ることができたからこそ、
2日目に全員で喜びを分かち合えることができたのだと思います。
生徒たちよ。弱気やあきらめといった自分の気持ちに負けない限り、次のチャンスは必ずやって来ます。
だからこそ、粘り強くあれ。自分に負けない強さを持て。
夏の大会を通して学んだことを、いつまでも忘れないでいてほしいと、切に願います。(文責:教頭)