「作られた『物語』を超えて」

2024年6月10日
    昨日の雨も上がり、朝から強い日差しが降り注いでいます。
    空に浮かんだ白い雲が、いっそう輝いて見えます。
    2年1組は社会です。
    江戸時代の「鎖国」中に、外交や取引が行われていた4つの窓口について学びました。
    2年2組は保健体育です。
    薬物依存症や、薬物乱用の恐ろしさなどについて学びました。
    3年1組と2組は国語です。
    「作られた『物語』を超えて」を学習しています。

    この論説文では、ゴリラのドラミング(胸をたたく仕草)を”凶暴で好戦的な行為”と誤解し、
    人間が作った『物語』のために、
    人間によってゴリラが絶滅の危機へと向かうという悲劇が起きていると論理を展開しています。

    筆者は言います。
    「『物語』によって作られた常識のかげに、しいたげられている生き物や人間がいないか、
     意味を取り違えて排除していることがないか、思いを巡らすこと大切」
    「自分を相手の立場に置き換えて考えてみる視点が重要」

    現代は、様々な文化や社会で暮らす人々が国境を越えて行き交う時代です。
    まして、社会には多様な考えや立場の人がいることを、コロナ禍の中で実感しました。
    大切な考え方であると、授業を見ながら心から納得しました。(文責:教頭)