全校朝会がありました ~命について考える月~

2024年6月21日
     金曜日です。午前中はなかなかの雨が降り続いた本日。昨日のブログ空しく、プールでの授業は中止となりましたkiss

     さて、そんな本日は、全校朝会から学校が動き出しました。
     6月は「命について考える月」ということで、私からのメッセージは「亡くなる命・生まれる命」の両面に焦点を当て「命の存在を考える」内容となっております。
    「命の存在について考える」 ※一部抜粋
      おはようございます。今日は6月21日、夏至の日です。これは、1年間のうちで1番日が長い(太陽が出ている時間が長い)1日だということです。しっかりと夏は近付いていますね。
     さて、6月は「命について考える月」ということで、今朝の朝会でも、私が「命の存在」について考えた経験をお話したいと思います。
    (中略)
     2つめはうれしかったお話です。私には娘が3人いるのですが、ここでは二女の出産に立ち会ったときの話をします。
     その日のお昼過ぎ、妻から「陣痛が始まったみたい」と声をかけられました(陣痛とは、赤ちゃんが産まれてくるために子宮が収縮することによって生じる痛みです)。お医者さんに連絡をし、私の運転する車で病院に向かいました。車の中でも妻は陣痛で苦しそうでした。病院に着いてもやっぱり苦しそうで、3時間くらいずっとフーフー言っていました。私は妻の腰をさすったり、汗を拭いたりしながら、実はとってもドキドキしていました。その後、いよいよ赤ちゃんを産むための部屋に入ります。看護師さんやお医者さんに見守られながら、フーフー言っている妻。さっきよりもさらに大変そうです。
     そんな状態でどのくらいの時間が経ったのか…。お医者さんが「さあ、頭が出てきたよ」と言って、妻がさらにフーって力を入れて。すると「おぎゃあ、おぎゃあ」という泣き声が聞こえました。二女が無事に産まれた瞬間です。ただ、産まれたての赤ちゃんは血まみれで。長女の時には立ち会いができなかったため、私はそんな赤ちゃんの姿を見るのが初めてでした。その血まみれの赤ちゃんを看護師さんがササッと拭き、シーツにくるみ、子供を産んだばかりの妻の顔の前に赤ちゃんを差し出した時、妻は一言、はっきりとした声で「かわいい!」と言ったのです。汗と涙を流しながら、「かわいい!」と。母親ってすごいなと思いました。ものすごく感激したし、感謝もしました。また、無事にやってきてくれた二女にも感謝しました。まさに、命の誕生に感動した思い出です。
     今、私の話を聞いてくれているみんなも、それぞれがかけがえのない命です。そして、いつかは終わりを迎える命です。どうかあなたの命を、そして他人の命を大切にしてください。
     今日はそれを考えてほしくて話をしました。私の話は以上です。――

    (↓) 子供たち、真剣に聞いてくれていたようです。

    (↓) 話の後は校歌斉唱。
     最後は、保護者の皆さんにお願いです。
     週末を迎えます。ぜひ、各家庭において「命の尊さ」や「子供たち一人一人がかけがえのない存在であること」を話していただけたら…と思います。また、ギュッと抱きしめてあげることも素敵かと… よろしくお願いします。(文責;校長)