子どもは何を学んでいるのか

2024年6月20日
    本園の先生は、毎日、一人一人の子どもの様子を観察し、変化を見ています。
    本園の先生は、子どもの姿に「すごいねえ」「へえー」と声を掛けて、共感しています。
    本園の先生は、泥だらけ・水びだしになって全身を使って子どもと触れ合っています。
    本園の先生は、登園前に、園庭や保育室に用具・器具を準備し、
    子どもたちが思いを実現できる環境を作っています。
    本園の先生は、自ら踊ったり、歌ったり、演奏したり、紙芝居をしたり、作品を作ったりして、
    子どもたちの憧れの対象となるように、様々な姿をみせています。
    なぜ、先生たちは、このような取り組みを、毎日するのでしょうか。
    それは、子どもたち一人一人に「自尊感情を育て、自信をもたせる」ためです。
    なぜ、自尊感情を育て、自信をもたせるのでしょうか。
    それは、これらの力が、義務教育から学ぶ知識・技能、思考力等の重要な基盤となるからです。
    それだけではありません。
    悲しいことに、今、子どもの自殺が増えています。
    さらに、深刻なのは、ネット社会となり、子どもの抱える苦しみや悩みが、
    周りの大人には、見ることができない社会となっていることです。
    では、どうしたら、子どもの自殺を食い止められるのでしょうか。
    どんな辛いこと悲しいことがあっても、
    「自分は生きている価値がある」「自分は大切な存在なのだ」「自分には居場所がある」
    と、全ての子どもが思うことがでみれば、子どもは自分から悩みや苦しみを、
    私たち大人に伝えてくれるのではないか。
    では、この感情・思いを育むためにはどうしたらよいのか。
    その答えは幼児教育にあるのではないか。
    先生方と子どもたちの様子を観ていると、そう思わざるを得ません。
    「わが子は、幼稚園で何を学んでいるのか」
    を考えるためにも、「ちょこっと参観会」に来てくださいね。