小学校の学びにつながる遊び

2023年1月26日
    今朝も先生達が用意したタライやバケツ・カップに立派な氷ができました。氷と戯れる子どもに姿に、小学校3年の理科で学習する「日なたと日かげをくらべよう」に繋がる重要な学びを発見したので報告します
    タライの中から取り出した大きな氷を取り出した年長さん。
    年長さん「この氷をお母さんに見せたい
    先生「どうしたら、帰りまでに氷をとっておけるかな?」
    答えが見つからない年長さんが、先生に尋ねました。
    先生「どこに置いたらいいかな?」
    年長さん「玄関の前がいい」
    年長さんは、氷を入れたタライを、陽が当たる玄関前に置きました。
     
    置いてから、1時間が経ちました。最初は、タライからはみ出ていた氷が・・・・・
    先生「大変だ氷が小さくなっているよ
    集まった年長さん「あ~」とがっかり・・・・
    先生「どうして、氷が 小さくなったのかな」
    年長さん「おひさまが あたったからかな」
    先生「「なんで、おひさまがあたると、氷が小さくなるのかな」
    年長さん「あたたかいからかな」
    先生「おひさまがあたると、あたたかいんだ。じゃあ、氷はどこに置けばいいのかな」
    年長さん「おひさまがあたらないところ」「ひかげだ」「げんかんの中だ」
    タライを玄関の中にいれた年長さん。
    結局、お迎えの時には、ほとんど氷がなくなっていました。
    「お母さんに氷を見せたい」が叶わなかった経験と「日なたと日かげ」の経験が結びついたこの瞬間が、「遊びの中の学び」なのです
    幼稚園の学びは、小学校の学びと確実につながっているのです