1学期の思い出⑱ ~6年1組の「ちょっといい話」~

2025年8月23日
     1学期の中で出会った、見つけた、気付いたクラスの「良さ」「驚き」「感動」「不思議」…そんな思い出を先生が語ります。
     
     1年ぶりにまたこの学年の担任をさせてもらえることになり、とても嬉しい気持ちで1学期が始まりました。少し大人びたような気もしますが、変わらない笑顔がそこにあり、安心したことを覚えています。この学年の良さは、他者の立場で物事を考え、他者のために進んで行動できるところだと感じています。その中でも、6年1組は特に「明るくポジティブ」に生活している姿が多く見られるような気がします。
     
    「自分らしく生きてほしい」、「やりたいことを見つけてどんどんチャレンジしてほしい」、「友達と仲良く、楽しく過ごしてほしい」、「自分も他者も大切にできる子に育ってほしい」と教師として、大人としての願いはたくさんあり、良かれと思いあれもこれもと伝えてしまうのが私の悪いくせなのですが、そのたびに子供たちは、「たしかに」、「やってみよう」、「協力すればやれる気がする」と前向きに行動しようとする姿を見せてくれます。教師に対してだけではなく、クラスや学年の誰かの言動に対して、「それいいね」、「俺も一緒にやりたい」、「こうしたらいいんじゃない?」など誰かの「やりたい」という思いを支える風土が育っていることにいつも感心しています。
     
     教員として正しいのかはわかりませんが、(私自身は)勉強ができることより、運動ができることより、「自分や他者を認められることのほうが大切だ」と考えています。他者を思いやり、自分を認め、たくさんの「個性」が輝くことができている6年1組を誇りに思っています。これからも子供たちが、自分たちらしく、明るくポジティブに過ごしていけるように支援していきます。
     
     この子たちにとって、小学校最後の1年が幸せな時間になりますように。
     

    COUNTER

     / 本日: 昨日:

    カレンダー

    最近の記事

    タグ