遊びの中で学ぶもの

2023年4月21日
     今日も園庭で、約2時間、色水を作ったり砂や泥で遊んだりしました。
     遊んでいる姿を見ていると、色を楽しんだり、砂や泥の感触を味わったりするだけでなく、いろいろなことを「学んでいる」様子が見られました。学校で勉強しているような様子もありました。
     ひよこ組さん。今日はお兄さんやお姉さんは「お休み」で、ひよこさんだけでどんな色ができるか実験中です。
     いろいろな色ができているところに、「カラスエンドウ」を摘んだすみれ組さんがやって来ました。「ひよこさんにあげるね。」手の中には5本カラスエンドウの実が入っていました。ひよこ組さんは2人だぞ、どうするのかな?と思いながら見ていると、エンドウの実をベンチの上に1つずつ並べて、その内から2つとって、「ハイどうぞ・・・」お、割り算をやっているさらに、残ったひとつを「これは先生にあげる」余りの処理もしました。すごい、算数の勉強と思ったのは私だけでしょうか
     そのひよこ組さん。ペットボトルで作った色水を、別のペットボトルに移します。小さな口から小さな口への移動。最初は悪戦苦闘していて、たくさんこぼれていましたが、だんだん上手になってしっかりと移すことができるようになりました。
     そして、色水の中に花びらも混ぜることも始めました。
     花びらを一枚ずつ取ることも勉強です。いっぺんに取ろうとしてもかたくて取れませんでした。
     花びらから色水を作っているすみれ組さん。今日は色だけでなく匂いも勉強しました。池の横にある木の葉っぱからとてもいいにおいがするのです。まるでハーブのよう。葉っぱをすりつぶして色水にしたところ、色だけでなく匂いもとても素晴らしい。テントの外までハーブのさわやかな香りがしてきました。
     この葉っぱで色水を作ると、いい匂いがするよ。
     葉っぱもすり鉢ですって色水を作ります。
     いい香りがテントの外まで漂ってきました。
     色水をビニール袋に入れて持ち帰ろうとしたのですが、この後ざらざらのコンクリートの上に置いたら、破れて色水がこぼれてしまいました。こういった失敗からも学んでいます。
     一方砂場や山の上では、足湯の温泉になったりケーキ屋さんになったり。砂で作ったケーキにも名前がついていました。「〇〇ケーキ」だということです。
     みんなで、お誕生日のお祝いもしていました。「ハッピーバースデー」の歌声が聞こえてきました。ストーリーを作って遊ぶということもすごいですね。
     学校ぽい?学びのことを紹介しましたが、譲り合ったり、「ごめんね」と言えたり、片付けを頑張ったり・・・様々なことを学んでいました。

     今日はお散歩に行かなかったので、丸々2時間、夢中になって遊びに取り組んでいました。この集中力もすごい