防災オリンピック(1年生)

2025年12月2日
    11月20日(木)の午後、学校運営協議会の協力を得て、減災について、体験しながら学びました。
    昨年度に引き続き、NPO法人 減災教育普及協会理事長の江夏さんが講師を務めてくださいました。

    自然災害を止めることはできないが、どうしたら命を守ることができるか、そして災いを減らすことができるかを学び、考え、体験しました。
    まずは南海トラフ巨大地震の予想震度とそれがどんな揺れなのかを確認。
    そして、普段見慣れた体育館の安全な場所とどんな危険な場所(例:窓ガラス、照明、バスケットゴールなど)があるかを考えました。

    そして実際に体験活動。
    落下の危険性があるものがもし落ちてきたら、どんな重さになるのかを実際に持ってみました。
    次に地震体験マットで震度6を体感。低い体勢を保って上を見ながら逃れる体験をしました。
    小学校までに習ってきた「ダンゴムシのポーズ」は、周りが見えないから危険だ!と教わりました。
    代わりに習ったのは、しっかり地面にはいつくばって耐える「カエルのポーズ」です。
    「カエルのポーズ」をしながら、揺れの中で落ちてくるもの、倒れてくるもの、動いてくるものをなるべく見つけます。
    そして、「トカゲのポーズ」をとって揺れの中を逃げます。
    周りを見ながら「逃げる」のは想像以上に難しかったです。

    体験の後、再度、危険な場所と安全な場所を考えましたが、生徒たちの考える場所が授業前とは変わっていました。
    今回は体育館にある危険とその対策を考えましたが、通学路も含め、危険がどこにあるのかを普段から考え、対策を立てておこうというお話がありました。
    当然、TPOに応じて対応は異なりますが、常日頃から自分で考え判断する力を養っていくことの大切さを感じました。

    江夏さん、そしてお手伝いいただいた方々、ありがとうございました。