3年生 「生き方講話」 総合的な学習の時間

2023年9月26日
     3年生は、総合的な学習の時間の一環として「生き方講話」と題して、『浜松の戦争史跡』について、浜松市遺族会の方々から話をしていただきました。
     今、私たちの住んでいる浜松も、激しい戦争の被害を受け、今もその名残が市内のあらゆるところに残っている。しかし、先人の努力があり、今、こうして浜松が発展を遂げている。
     50分という短い時間でしたが、過去の出来事を学び、今を生きる我々が、未来をどのように生きていくとよいのか考えるきっかけとなりました。
     また、3年生は2学期に国語科の授業で学んでいる詩「挨拶 ー原爆の写真によせて」(石垣りん)にも、通じるものがありました。授業で学ぶ本の中の話、遠い過去の世界の話ではなく、当事者としての意識をもち、これからの未来の担い手として、自己の生き方を探究し続けてもらいたいです。

    しずかに耳を澄ませ
    何かが近づいてきはしないか
    見きわめなければならないものは目の前に
    えり分けなければならないものは
    手の中にある
    午前八時一五分は
    毎朝やってくる

    一九四五年八月六日の朝
    一瞬にして死んだ二五万人の人すべて
    いま在る
    あなたの如く、私の如く
    やすらかに 美しく 油断していた。

    「挨拶 ー原爆の写真によせて」(石垣りん)一部抜粋