昨日、浜松市遺族会のみなさんを講師としてお迎えし、
1年生の平和学習を行いました。
まず、会長の鈴木さんから太平洋戦争に至った経緯や
戦争の様子、亡くなられた方の数などについてお聞きしました。
およそ310万人にものぼる犠牲者の数に、
改めて戦争の悲惨さを感じた生徒も多かったようです。
当時の状況を地図を使いながら、分かりやすく説明してくださいました。
浜松大空襲については、主にDVDを視聴し勉強しました。
そのすさまじさと身近なところに残る空襲の爪痕について
知ることができました。
竹内さんからは、遺骨収拾について
現地で撮影した写真を見せていただきながら
辺境での遺骨収拾のご苦労を伺いました。
遺骨や遺品の写真に加えて、
幼い頃にお父さんを亡くされた心情など
胸を打たれるお話でした。
最後に、学年委員長の池野くんが代表であいさつしました。
お礼と共に「日本が平和な国であるように頑張りたい」という
決意も述べてくれました。
学習後に書かれた生徒の感想をいくつか紹介します。
「遺族会のみなさんのお話を伺って、自分が住んでいる浜松
にも空襲があり爆弾が落とされたことがわかって驚きました。
また、遺骨がまだたくさん埋まっていて、それを実際に収拾されて
いる方のお話を聞くことができてよかったです。改めて戦争の
怖さを感じました。」
「遺族会の方が最後に、『平和な世界にしてください』と
おっしゃいました。これから戦争が起こらないように
していかなくてはいけないと思いました。」
「太平洋戦争で310万人と、とても多くの方が亡くなられたなんて
悲しすぎることだと思います。もう戦争がないよう平和な世界に
していきたいです」
「祖父からも戦争の話を聞くことがあります。話を聞く度、
心が痛くなります。戦争の犠牲者は今の私たちに
日本の平和を築いてほしいと願っていると思います。
亡くなった方の思いを私たちが受け止めて、現在の平和を
守っていきたいです」
遺族会のみなさん、貴重なお話をありがとうございました。