【ワシントン=共同】米セントラルミズーリ大の数学者グループが史上最大の素数を発見した。米メディアが6日伝えた。1742万5170桁に上る巨大な数で、2008年に見つかったこれまでで最大の素数を440万桁以上更新した。
素数とは1とその数字以外では割り切れない自然数で、2、3、7、11などが該当する。無限にあることが分かっているが、どの数が素数か、規則性が解明されていないため、大きな素数の発見は非常に難しい。
今回見つかったのは2の5788万5161乗から1を引いた数。世界のコンピューターネットワークによって巨大素数を探る「グレート・インターネット・メルセンヌ素数探索(GIMPS)」計画で、1月25日に素数だと確認された。
グループを指揮したカーティス・クーパー教授は巨大素数の発見をエベレスト登山や月面着陸に例え「科学的な偉業だ」と強調した。
(中日新聞2月9日朝刊掲載)
素数とは1とその数字以外では割り切れない自然数で、2、3、7、11などが該当する。無限にあることが分かっているが、どの数が素数か、規則性が解明されていないため、大きな素数の発見は非常に難しい。
今回見つかったのは2の5788万5161乗から1を引いた数。世界のコンピューターネットワークによって巨大素数を探る「グレート・インターネット・メルセンヌ素数探索(GIMPS)」計画で、1月25日に素数だと確認された。
グループを指揮したカーティス・クーパー教授は巨大素数の発見をエベレスト登山や月面着陸に例え「科学的な偉業だ」と強調した。
(中日新聞2月9日朝刊掲載)