人生を楽しくする方法2

2011年8月10日
     「持って生まれた才能」という言い方があります。特に練習したわけでもないのに運動ならたいていの種目は得意だったり,音楽のセンスがよかったり,素晴らしい絵を描くことができたり,話がとても上手であったり,他人から見ると羨ましい“宝物”を持っている人がいます。そして,他人の持っている宝物は,とても輝いて見えるものです。さらに、眩しい宝物をいくつも持っている人もいます。今の自分には,“宝物”と呼べるものや人なんて何もない…と憂鬱な気持ちになることさえあります。  
     しかし、“宝物”は,決して道を歩いていれば簡単にに見つけられる(落ちている)ようなものではないからこそ宝物なのです。そして“宝探し”という言葉を聞くと,誰でも少しわくわくした気持ちになります。また,“宝探し”に出かけるためには地図も必要です。そして,実際に自分がいろいろな道を歩いてみて,時にはけがのひとつやふたつをしながら,仲間にも助けてもらいながらたどり着くのが“宝物”なのだと思います。
     自分の“宝”がこれまで見つからなかった原因は,どこにあるのか?を考えてみることからまず始めてみましょう。あなたに足りないものは,地図ですか,仲間ですか,それとも冒険してみようというチャレンジスピリットですか?
    アメリカ社会には,人を誉めるときに使うことばの一つに「リスクテイカー(risktaker)というものがあります。目標に向かって進むために,あえて危険な道(リスク)を選ぶ人物のことです。映画「インディ・ジョーンズ」シリーズがアメリカで大ヒットした理由は,そのような価値観があるからだと言われています。また,中国の故事にも同じようなことばがあります。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」