八木重吉の詩とニーチェのことば

2011年2月19日
     


    八木重吉の詩を紹介します。

     雲
     くものある日 くもは かなしい 
     くものない日 そらは さびしい


     雨
     雨が すきか
     わたしはすきだ
     うたを うたおう


     花
     おとなしくして居ると
     花花が咲くのねって 桃子が言う


     冬
     木に眼がなって人を見ている





     <超訳 ニーチェのことば>より

     『自分を現す三つの形』
     自己表現とは自分の力を表すことでもある。
     その方法を大きく分けると、次の三つになる。

     贈る。  あざける。  破壊する。

     相手に愛やいつくしみを贈るのも、自分の力の表現だ。
     相手をけなし、いじめ、だめにしてしまうのも、自分の力の表現だ。
     あなたはどの方法を取っているのか。


     
     『誰にも一芸がある』
     どんな人にも一芸がある。その一芸は,その人だけのものだ。
     それを早くから知っていて、十分に生かして成功する人もいる。
     自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。

     それを自分の力のみで見いだす人もいる。世間の反応を見ながら、
     自分の本領がなんだろうかと模索し続ける人もいる。

     いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、
     自分の一芸がわかってくるはずだ。