平成22年度 始業式

2010年4月6日
     平成22年度の始業式が行われました。まず最初に本年度から本校に勤務する新任職員の紹介があり、続いて新年度の決意(2年生新村君、3年生鈴木さん)、校長先生の話、校歌斉唱と続きました。
     生徒の登校時間はみんなはやく、式中のどの生徒の表情にも「よしやるぞ!」という決意の表情が見受けられました。

    <始業式校長式辞>
    おはようございます。
     運動場の桜が満開で今が一番の見頃になっています。庄内中の校庭が1年で一番華やぐ季節ですね。フラワーパークでは10日まで、1300の桜のライトアップをやっているようです。私もぜひ夜桜見物に行きたいと思っています。満開の桜も綺麗ですが、これからはじまる桜吹雪もまた風情があっていいですね。舞っている花びらをつかむと願い事がかなうと言われますが、やってみるとなかなか難しいものです。
     卒業式の感想文を全員分読ませてらいました。 どの感想文からも大きな感動を味わっている様子がしっかりと伝わってきました。
     庄内中の卒業式の感動は、小学校の時とは違うものだったとありましたが、中学校でも在校生が涙を流せるような感動の卒業式はなかなかないと思います。感動の卒業式は伝統になりしっかり受けつがれ、年々大きな感動か味わえる式になっています。それはどうしてなのでしょうか。
     それは在校生が、来年の卒業式は、自分たちの卒業式は「もっと感動したい」と卒業式への「想い」を、しっかり持ち行事や学校生活を充実させているからです。「こうしたい」「ああなりたい」だから「こうする」。この「想い」に向かってみんなの心が動き出す。これが「伝統」なのです。伝統はこの「想い」が姿や形になって表れるもので、形だけが受け継がれたといても意味がありません。
     ぜひ今年1年を先輩たちがみんなに託していったこの「想い」をしっかりと受け継ぎ、「想い」をもっともっと膨らめて伝統にしていきましょう。
     そのために大切なことが二つあります。いつも話をしていることです。
     一つ目は「出会えてよかった」という人間関係を大切にしましょう。
     今の自分は「あの人に出会えてよかった」と思ってもらえるでしょうか。
     人のつらい思いや苦しい思いを感じる思いやりの気持ちをいつでももっていましょう。 人の心を突き刺すようなチクチクした言葉や行いは、透き通ったガラスが汚れて曇っていくように、自分自身の心を曇らせます。心が汚れて曇っているとその人の周りにはイライラや不機嫌な空気が流れ、人の心は離れていきます。「出会えてよかった」をぜひ意識しましょう。
     2つ目は夢や目標をしっかり持ちその実現のために努力しましょう。
     夢や目標を持つということは、なりたい自分の姿を持つということです。なりたい自分の姿を持つことで、人は今の自分を「もっと良くしたい」「変えたい」という意欲や力がわいてくるのです。特に学校の命である授業を大切にしていきましょう。
     みんなで支え合い充実した1年にしていきましょう。