5・6年生は、柿の実学習で大平の昔について調べています。今日は、足立正士さんに大平の昔についてお話をうかがいました。その昔、大平は引佐郡麁玉村大平だったそうです。
大正時代に初めて大平に電灯がついたそうです。みんなとても喜んだそうです。大平小は、昔木造校舎でした。教室は板で仕切られていて、3つありました。校長先生は、校舎の隣に家があってそこに住んでいたそうです。子どもたちは、1・2年生、3・4年生、5・6年生が同じ教室で勉強していました。今と同じですね。でもそのころの子どもたちの人数は、1つの教室に30人くらいいたそうです。学芸会のときには、板の仕切りをはずして1つの広い部屋にして劇をしたそうです。遠足もなかったので唯一の学校行事が学芸会でした。
小学1年生の教科を見せていただきました。挿絵は、着物を着ている子どもや畑仕事をしているお百姓さんでした。挿絵からそのころの様子が分かりました。1年生なのに教科書の文字はカタカナだけでした。ひらがなは、2年生から習ったそうです。どうしてカタカナを先に勉強するのか子どもたちはとても不思議に思いました。
戦争のころのお話も聞きました。食べ物があまりなかったことや兵隊として満州という国に行って寒い中、何時間も訓練させられたことを聞きました。子どもたちは、今の時代に生まれてよかったと思ったようでした。
<和田>