2学期始業式(8月27日)

2021年8月28日
     山本さん、牧田さん、藤﨑さん、2学期の抱負発表、本当にありがとうございました。とても立派で素敵でした。

     自他のいのちを自分が守る、事故0・ケガ0、今までで最高の夏休み。そして、皆さんが笑顔で今日集まれることを、1学期終業式、でお願いしました。皆さん、いかがでしたか?
     
     延期された東京オリンピックが開催されました。そして、今、パラリンピックが開催されています。日本だけでなく世界のアスリートに感動しました。何度も何度も心を揺さぶられました。メダルを取れた選手も、取れなかった選手もみんな、インタビューで必ず言う言葉がありましたね。皆さん、なんだと思いますか?「感謝」「ありがとう」。
     試合を共に行った相手選手に対して、支えてくれた家族・仲間・コーチに対して、競技に関係する審判・スタッフ・ボランティア、大会を開いてくれた組織、日本、東京に対して…。選手達のコメントを聞きながら、昨年来てくださった五日市さんの成長するためのお話、「ありがとうは魔法のことば」を思い出していました。
     
     しかし、一方、コロナは猛威を振るっています。体育大会は例年と同様にはできません。先生方も一生懸命、考えていますが、良い考えが浮かびません。体育大会をどのようにしたらよいか、ぜひ、皆さん、力を貸してください。意見をください。
     
     そんな中ですが、三遠南信中学生オンライン交流会が開かれ、本校からは野末さんが参加しました。HPでその様子を見た人もいることでしょう。そこで、飯田市からいただいたのが黒板に貼ってあるシトラスリボンシトラスリボンプロジェクトとは、愛媛県から始まりました。
     新型コロナウイルスには誰もが感染するリスクがある。お互いを思いやり、差別や偏見を防ぐ思い、感染された方や医療従事者の方が「ただいま」「おかえり」と温かく受け入れたいという思いがリボンに込められている。そして、リボンの3つの輪は、地域、家庭、学校・職場を表している。皆さんの心の中には、シトラスリボンがつけられていますか?
     
     「自分だけが思いやっても変わらない」と思う人。また、「他の人も差別しているから自分も…」と思う人もいることでしょう。それはコロナ感染症対策も同様。「自分一人くらい守らなくても…」「他の人も破っているから…」。そういう弱い心が人間にはあります。もちろん、私にもある。黒板に貼ってある写真は「南アフリカの先住民のお話の本」、そしてクリキンディと呼ばれる花びらぐらいの小さなハチドリです。最後に、三遠南信中学生オンライン交流会での話をします。
     
     南アメリカの先住民にはこんな話が伝わっています。
     森が燃えていました。森の生き物たちはわれさきにと逃げていきました。
     でもクリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たり。
     口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。
     動物たちはそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」と笑います。
     クリキンディはこう答えました。
     「私は、私にできることをしているだけ」


     コロナ、そして、温暖化、戦争、貧困、差別等、様々な問題が世界にはあふれています。私達の周りでさえ、いじめを始めとして様々な課題があります。これらの問題に対して、私達ができることは?環境ジャーナリストの枝廣さんは、先の物語をこのように続けました。

     森が燃えているのを見たハチドリは、仲間を増やそうと思いました。
     「それぞれが1羽ずつ仲間を増やすように伝えて!」
     2回伝わると4羽が、3回伝わると8羽が、10回伝わると1024羽が、20回伝わると100万羽以上が、そして40回伝わると1兆羽以上のハチドリがやってきて、あっという間に火事を消してしまいました。

     
     2学期、皆さんが描く夢や希望、自分を信じて努力することで、それらが叶っていくことを心から願っています。そして、頑張る皆さんを心から応援します。
     最後に、今もコロナと戦っている皆様に心より感謝します。そして、世界中で罹患されている方が早く良くなること、コロナが一刻も早く収束することを心より祈っています。