三遠南信中学生交流会 閉会式のお話

2021年8月19日
     始めに、飯田市のシトラスリボン、ありがとうございます。皆さん、良く似合っていますね。
     未来の三遠南信ついて熱く語り合い、夢と希望を育んでくださった中学生の皆さん、そしてリモートという新しい形での交流会実現に向けてご尽力いただいた豊橋・飯田・浜松市の教育委員会の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。
     飯田東中学校が68年も前から始めたりんご並木。その後浜松市へ寄贈された、リンゴの管理を都田中学校はお手伝いさせていただいています。今日の会は28年前、飯田市を訪れた当時の浜松市長の栗原氏が、中学生が育てる「りんご並木」の美しさと「りんごが実っても、誰一人それを盗む人がいない街にしたい。りんごを実らせることによって、街だけではなく、街の人々の心も美しいものにしたい」という【りんご並木育成の精神】に感動され、「未来を担う中学生同士が、お互いの良さを学びあうことができないか。将来それぞれの市で中核になる中学生が一同に集い、生徒会活動・地域との関わりなどを話し合うことができたらどんなに素晴らしいだろう」という思いがきっかけで「三遠南信中学生交流会」がスタートしたそうです。
     皆さん、今日の会はいかがだったでしょうか?
     「もし明日世界が終わるとしても、私は今日りんごの木を植える。」
     宗教改革者のルターは言いました。また、南アメリカの先住民にはこんな話が伝わっています。

     森が燃えていました。森の生き物たちはわれさきにと逃げていきました。でもクリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たり。口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。動物たちはそれを見て
     「そんなことをしていったい何になるんだ」
     と笑います。クリキンディはこう答えました。
     「私は、私にできることをしているだけ」
     
     コロナ、そして、温暖化、戦争、貧困、差別等、様々な問題が世界にはあふれています。私達の周りでさえ、いじめを始めとして様々な課題があります。これらの問題に対して、私達ができることは?環境ジャーナリストの枝廣さんは、先の物語をこのように続けました。

     森が燃えているのを見たハチドリは、仲間を増やそうと思いました。
     「それぞれが1羽ずつ仲間を増やすように伝えて!」
     2回伝わると4羽が、3回伝わると8羽が、10回伝わると1024羽が、20回伝わると100万羽以上が、そして40回伝わると1兆羽以上のハチドリがやってきて、あっという間に火事を消してしまいました。

     今日、皆さんが描いた夢や希望、それらが叶うよう、心から願っています。そして、皆さんを応援します。今日は、皆さんから多くのことを学ぶと同時にやる気と勇気をいただきました。本当にありがとうございました。
     最後に、今もコロナと戦っている皆さんにここより感謝します。そして、世界中で罹患されている方が早く良くなること、コロナが一刻も早く収束することを心より祈っています。