令和2年度 第70回社会を明るくする運動 作文コンテスト 

2021年2月20日
     あいさつは、「魔法の言葉」    【 2年 松下さん 】

     「あいさつは魔法の言葉」。この言葉が、僕の頭に染みついている。
     小学校の頃、どの先生かは、はっきり覚えていないが、この言葉を教えてくれた。
     最初は「何言ってるの?」「どういう事?」と疑問が浮かんだ。しかし、話を聞いているうちに、先生が言っていたことが少しずつ理解できてきた。そして、あいさつの重要さも知ることができた。このときの話では、あいさつが、「魔法の言葉」である理由を大きく3つ程、教えてもらった。
     一つ目は、「誰もが会った人に始めにかける言葉」だ。家族、友達、先生など誰に対しても、例外はあるかもしれないが、まずは会ったら始めに「おはよう」「こんにちは」などの、あいさつをする。法律で、まず人に会ったらあいさつ。という決まりがあるわけでもないのに、誰もがあいさつから始まる。これこそ、「魔法の言葉」だと思った。それに、あいさつをされた人は、あいさつを返す。これを経験したことがある人は、あいさつの良さに気付き、人と会ったらあいさつからというのが、自然とするようになると思う。
     二つ目は、「人を元気づける言葉」だ。あいさつをするとき、笑顔であいさつをされたら、こちらも笑顔になる。あいさつをし、あいさつを返されたら、互いに心がスッキリする。誰もができる。たった一言のあいさつで周りの人が明るくなってしまう「魔法の言葉」。他人だけでなく、自分も元気になれる。あいさつを返してもらったときは、「あいさつをして良かった。」と思えたりする。あいさつをする。互いに元気になれる。
     三つ目は、「緊張をほぐせる言葉」だ。緊張するのは誰にでもあることだ。だが、あいさつをしたりされたりすると、緊張をほぐすことができる。緊張していなければ、テストや試合などでいつも通りのことができるが、緊張していると持っている力を存分に発揮できない。そんな緊張をほぐしてしまうのが、このあいさつ。「魔法の言葉」だと思う。これら三つを教わり、あいさつは「魔法の言葉」なんだと思った。
     しかし、この話を聞いて自分に置き換えてみると、「先生たちは必ずあいさつするのに、自分はあまりあいさつをしていない」と思った。だから、僕もあいさつをしよう、と思った。始めは常に意識してあいさつをしていたが、だんだんと習慣化され、自然とできるようになった今では、すれ違う地域の方などにあいさつができなかったとき、「自分は何やっているの?」と思うようにもなった。中学生になり、学校やクラブチームでも、あいさつのことはよく言われるようになった。僕は普段、仲の良い友達とはよく話すが、話さない人とは全然話さないタイプなので、小学校であいさつの大切さに気付き、あいさつを身に付けておけたのはすごく良かったと思っている。
     社会に出れば、あいさつの重要度は上がると思う。職業によっては、あいさつができないと認めてもらえないものもあるし、初対面の人とあいさつをするかしないかで、互いの第一印象は大きく変わると思う。あいさつは「魔法の言葉」だけでなく、その人の印象まで変えてしまうものだ。そんなあいさつは、人と話すことが得意ではない僕にもできる。だから、あいさつは誰にでもできると思う。
     しかし、中には昔の僕のように、あいさつが苦手な人もいる。そんな人たちには、あいさつができる人が率先してあいさつをしていけば、周りの人が元気に明るくなり、その人たちもいつかあいさつの重要さに気付けると思う。だから、あいさつは、して損は絶対にないと思う。そして、あいさつの輪が広がっていけば、社会は明るくなると思う。