選手壮行会の話(7月17日)

2020年7月27日
     各部の部長、3年生の皆さん。心揺さぶる素晴らしい決意発表、パフォーマンス。本当にありがとう。
     応援団の皆さん、心震わす熱い熱いエール。本当にありがとう。
     2年生徒会の西村さん、本田さん、松下さん。心がジーンとする始めの言葉、司会、激励の言葉。本当にありがとう。
     
     9年前の今日は?女子サッカーワールドカップで、佐々木監督率いる「なでしこジャパン」が男女合わせて初めて優勝しました。皆さんに贈る「激励の言葉」は、私がこのとき感動した話に纏わる4つの言葉です。
     
     一つ目。佐々木監督は選手たちにこんな言葉を掛けていました。
     「この大会は、自分たちのためではなく、被災地と被災者の方々のために戦う
     9年前の2011年は東日本大震災。地震・津波で多くの人の命が失われ、悲しみと絶望が日本を覆っていました。メンバーは被災地のVTRを見て、涙を流してスタジアムへ向かったそうです。その時の宮間選手のコメントです。
     「私たちの一つ一つのプレーが、そして勝利が、被災地で悲しみに暮れ、けれど立ち上がって復興を目指す方々の小さな希望になれば、と思っていました
     「これまでは苦しくて止まった足が、被災地のことを思うと走り続けることができた。日本代表のユニフォームは、他者のために力を尽くせる者こそが着る資格を持つ
     
     コロナウイルスで多くの方が命を失い、世界が悲しみで覆われています。そして、今も多くの方がコロナと命がけで戦っています。そんな中、奇跡的に行われる大会。皆さんのプレーは希望です。そして、皆さんが着ているユニフォームは宮間さんが言われたように「他者のために力を尽くせる」、つまり貢献できる者こそが着る資格を持ちます。
     
     二つ目。PK戦で熊谷選手のゴールが決まり、なでしこジャパンは優勝しました。みんな抱き合って喜びました。ですが、一人だけ、負けた相手に歩み寄る選手がいました。そうです。先の宮間選手です。彼女は歓喜に沸くチームメイトの輪に加わらず、負けたショックで座り込んでいるアメリカの選手達に歩み寄り、一人一人とハグしていました。
     テレビを見ていて、感動しました。延長戦、PKでの勝利、しかも世界一。でも、自分達が喜ぶのが一番ではなく、相手の健闘を讃えるのが一番。相手がいてこその試合。相手へのリスペクト溢れる本物の「スポーツマンシップ」。泣けました。
     
     最後に・・・。壮行会を含め、大会ができるのは当たり前じゃない。試合ができない地域。そして、最後の大会に参加できない3年生、皆さんの同級生が全国にはたくさんたくさんいる。「当たり前」の反対は!?「ありがとう」です。是非、この奇跡と大会開催のために頑張ってくださった多くのご尽力、そして3年間、支え合い励まし合った仲間・家族に「感謝」を!
     
     
     以上、話を通して、皆さんに贈る激励の言葉は4つ。「希望」「ユニフォーム」「リスペクト」「感謝」。3年生の皆さん、最後まで全力を尽くして、頑張ってください。応援しています。