人の心を大切にする北の子!

2017年1月30日
    今日は、全校朝会がありました。

    朝のあいさつは、しゅりさん(2年)。
    「閉校まで61日となりました。毎日元気よく過ごしましょう。おはようございます。」


    校長先生のお話。テーマは「人の心を大切にする北の子」。

    みなさんは、ジョージ・ワシントンという名前を聞いたことがありますか?
    アメリカの初代大統領です。
    アメリカの首都は、初代大統領ワシントンの名前から付けられました。


    ワシントンは、かなり乱暴な子供でした。
    父親の大切にしていた桜の木を切ってしまった話は有名です。
    ワシントンはとんでもないいたずらが多く、父親は大変困っていました。

    あまりにもいろいろな悪さをするので、
    ある日、台所の大きな柱の所にワシントンを呼び、こう話しました。
    「これから悪いことをしたら、この柱に太い釘を打ち込むことにする。
    良いことをしたら、釘を1本抜くことにしよう。」
    そう言って、ワシントンが悪い行いをしないように話しました。


    しかし、なかなかワシントンの乱暴やいたずらは、簡単にやみませんでした。
    何度も何度も同じあやまちを繰り返して、柱は釘だらけになってしまいました。


    年月がたち、ようやく落ち着いて自分の行動を振り返ることができ、
    良い行いをしたり人を助けたり、優しい心で行動することができるようになってきました。


    そこで、父親は約束通り、釘を抜いてくれました。
    そして、とうとう最後の釘を抜くときがきたとき、父親はワシントンを呼んで、
    「お前は本当にいい子になった。ごらん、釘は1本もなくなった。」
    と、言いました。


    ワシントンは父親に誉められて、うれしそうに釘のなくなった柱を触りました。
    そして、さらにこう続けたのです。
    「この柱に釘は1本もなくなった。だが、見てごらん。この釘の穴は直すことができない。
    神様でなければ、この釘の穴を元通りにすることはできないんだよ。」
    「釘が打たれた後の穴は、そのまま残るんだ。
    いくらあやまっても、いくら良いことを重ねても、一度傷つけた心の傷は消えない。
    だから、決して人を傷つけてはいけないんだ。」
    と、言いました。


    その後のワシントンは、
    いつも「釘は抜けばいい」ではなく、「釘を打ち込んではならない」との考えのもと、
    大統領として素晴らしい仕事をしたと言われています。


    みなさんはどうでしょうか?
    自分自身に、そして、自分の周りの人に、
    「一生消えない釘の穴」を作ってしまっていないでしょうか?

    北小での生活が、あと61日となりました。
    家族や友達、地域の人を大切にして、自分に厳しく、人の優しくして、
    決して「釘を打ち込まない」「釘の穴を作らない」北の子として、
    浜松中部学園につなげていってください。



    続いて、表彰。
    読書感想文コンクール、こうきくん(1年)。


    紙上美術展、れおくん(2年)。


    なわとび検定、5段合格のともかさん(5年)、5段・6段・名人合格のだいごくん(5年)。
     

    そして、クロスカントリー大会に出場したそらさん(5年)。


    たくさんの活躍、うれしいですね。

    最後に、けいとくん(6年)の指揮、なごみさん(6年)の伴奏で、校歌を歌いました。




    先週に比べ、かぜ、インフルエンザ等の欠席者増えてきました。
    体調管理に気を付けてくださいね。