駿河漆器のキーホルダーを作りました!

2016年2月15日
    午前中、4年生が、「伝統工芸品製作体験教室」に参加してきました。
    会場は、遠鉄百貨店。


    県経済産業部地域産業課の主催、県郷土工芸品振興会の協力による事業。
    作ったものは、「駿河漆器(するがしっき)のキーホルダー」。

    ※上の写真は、職人さんの作品。

    漆器の飾りに、卵殻(らんかく)張りをしました。
    卵殻張りとは、卵の殻を砕いて、楊枝で張り付けるもの。


    せっかくなので、駿河漆器について紹介してみます。(資料より抜粋)


    ・・・駿河漆器の起源は、室町時代、今川氏が勢力を誇っていた頃には、
    すでに製作されていたと言われています。


    その後、江戸時代には、浅間神社造営を契機に優れた漆工たちが多数定住し、
    漆工技術が広がりました。


    享保年間(1716~1735)には、幕府の保護奨励を受け販路が拡大し、
    参勤交代の大名たちの土産品としても好まれたそうです。


    さらに、慶応3年(1867)にパリの万国博覧会に出品すると、
    その名声は国内外に広まり、
    大正時代には、輸出漆器の大部分を独占するまでに成長しました。・・・


    キーホルダーに漆を塗り、その上に卵の殻を砕いたものを乗せていきました。


    出来上がったら、職人さんが仕上げをしてくれました。


    「なかなかうまいな。」と、職人さん。


    納得のいく出来映えに、満足げな子どもたち。


    伝統工芸は、社会科資料で学習することが常。


    こうして、体験を通して学ぶことができた子どもたちは幸せです。


    「こういう伝統工芸の職人さんの道もいいな。」と、思う子どももいることでしょう。


    体験の後、その他の伝統工芸の実演を見学しました。




    貴重な体験ができたこと、本当によかったです。
    子どもたちの作品は、1/2成人式の会場に展示します。