「北の子しぐさ」を身に付けよう!

2015年10月5日
    今朝は、10月の全校朝会。
    実咲さん(4年)の元気な挨拶で、始まり始まり・・・。


    校長先生から、「江戸しぐさ」についてお話がありました。
    どんなお話だったかというと・・・

    「昔、江戸の町には、武士や町人など、
    生活の仕方や言葉遣い、考え方の違う人々がたくさん住んでいました。
    その数は100万人と言われ、当時、世界最大の都市でした。
    そのため、けんかやもめごとが起こることもありました。


    そこで、江戸の人々は、誰もが仲よく暮らしていけるように、
    相手を思いやることを大切にして生活するようになり、
    『かさかしげ』や『肩引き』などの江戸しぐさと呼ばれるマナーが生まれました。


    『かさかしげ』とは、雨の日にかさとかさがぶつかってしまったり、
    雨のしずくが相手にかかったりしないように、
    すれ違うときにかさを少し傾けて歩くマナーのことです。


    また、『肩引き』と、すれ違うときに肩を引いて道を譲り合ったマナーです。


    電車に乗ったとき、座っている人の足を踏んでしまいました。
    誰があやまりますか?踏んだ人があやまりますね。


    ところが、江戸では踏まれた人もあやまります。
    人が立ちそうなところに足を出していた人が、
    『うかつでした。ごめんなさい。』とあやまります。
    これも江戸しぐさで、『うかつあやまり』と言います。


    江戸しぐさの一つに、『すれ違いまなざし』というのがあります。
    道ですれ違う人と目が合ったとき、軽く会釈することで、
    互いを思いやる気持ちを表したしぐさです。


    みなさんの中にも、『すれ違いまなざし』をしている人がいます。
    先生方と廊下ですれ違うとき、軽く頭を下げて会釈したり、
    目を見てにっこりほほえんでくれたり・・・。


    そんなときは、とてもいい気持ちになります。
    何気ないしぐさですが、まさに『江戸しぐさ』ならぬ『北の子しぐさ』です。
    北の子しぐさが学校中に広まっていくと、ますます浜松一の学校に近付きます。


    江戸時代には、江戸しぐさが身に付いている人は“粋な人”と言われ、
    周りの人から好まれました。
    北小学校でも互いが気持ちよく生活できるように、
    相手のことを考えた『北の子しぐさ』を心がけて、
    浜松一“粋な小学生”を目指しましょう。」

    校長先生のお話の後は、表彰がありました。
    まず、児童生徒書写作品展。
    和也くん(2年)、竜之介くん(3年)、
     

    そして、百萌さん(5年)。


    続いて、社会科自由研究。
    今、浜松市博物館で作品展が行われています(~10/18)。
    金賞の円花さん(4年)の作品「お城と石がき~名古屋城~」が展示されています。


    続いて、家康くん市民応援団学校の部委嘱状の授与。


    学校みんなで、家康くんの「ゆるキャラ日本一」を応援していきます。


    続いて、ここからは校外の活躍。
    ソフトボールの北クラブのみなさん。


    そして、ピアノを頑張っている温さん(4年)。


    たくさんの活躍があって、うれしいです。

    最後に、校歌を歌いました。
    洋平くん(6年)の指揮、桜来さん(6年)の伴奏で・・・。


    今日は、欠席者が8人いました。
    朝夕、ずいぶんと涼しくなって、体調を崩している子もいるようです。
    保護者のみなさん、お子様の健康管理には、ご配慮をよろしくお願いします。