11月8日午後6時過ぎから地球の影に月がだんだん隠れていくという皆既月食が見られました。今回はさらに天王星が月のかげに隠れる天王星食も同時に起こるという大変珍しい月食でした。このような現象は何百年に1度というほど珍しく大変貴重な機会でした。とても天気が良く御覧になった方もたくさんいるかと思います。今回は城北小学校からじっくり観察し、写真撮影にも挑戦しました。
食(地球の影が月にかかっていくこと)が進むと、はじめ白く光っていた月がだんだん赤っぽく変わっていきました。完全に月が影に隠れてしまうと、ぼんやり赤っぽく月が見えていました。影に隠れてしまうと月が見えなくなると思っていましたが、そうではなくぼんやり赤く見えるのですね。とても幻想的な月でいつまでも見ていられました。現在は科学の進歩によってなぜこんなことが起こるのか、どのような仕組みでこうなるのかがわかるので、楽しく見ていられますが、昔の人々はきっと自然の姿におびえる人も多かったのだと思います。地球の外の宇宙のことや、ほかの星や天体の動きまで正確にわかってしまう人類の英知は本当に素晴らしいと、月を見ながら改めて思いました。これから冬に向けてどんどん空気が乾燥していくので夜空を見上げるのにはとても良い季節ですね。