さて、今日はそんなセミに関するお話をしようと思います。
みなさんは素数ゼミあるいは周期ゼミという言葉はご存じでしょうか?
セミは地面の中で長い期間を過ごすことは良く知られています。
「素数ゼミ」「周期ゼミ」と呼ばれるセミ達は、13年や17年など素数年を地面の中で過ごします。
では、なぜ素数年なのか?
それは、素数の特徴に理由があります。素数は、その数自身と1以外に約数を持たない数のことです。
これのなにがいいのかというと、ほかの数との最小公倍数が大きくなるということです。
つまり、他種のセミと同時に地上に出てくるタイミングが少ないということです。
いくらセミ同士とはいえ、他の種類のセミと誤って子孫を残そうとしてしまうとうまくいきません。
素数ゼミはそのリスクを減らすことが出来るのです。
それが、素数ゼミが現代まで生き残っている理由です。