おはようございます。
昨日5校時、6校時に「いのちについて考える日」の講話を行いました。
予定していた6月9日(金)は土砂災害警報発令による休校でした。
再度、日程調整をして、北澤和寿さんによるお話をお聞きしました。
北澤さんは、19歳の時にオートバイ事故により首の骨を骨折。
全身が不自由になってしまいました。
現在は左手が動かせます、話は大丈夫で、電動車いすで生活されています。
”ボッチャ”の選手として、競技の普及にも活躍している方です。
事故後は、現実が受け止められず、「悪い夢でも見ているようだ」と思ったそうです。
「本当は死にたいのに、死ぬこともできない、生きることしかできない」と思ったという言葉が印象的でした。
リハビリセンターでの2年間は、最初「自分が世界で一番不幸だ」と思ったそうです。
その後、いろいろな方とふれあい「つらいのは自分だけではない」と考えが変わったそうです。
努力している仲間を見て「今の自分には何ができるだろう」と考えが変わったそうです。
「パラグライダーで空を飛んでみたい」「海を潜ってみたい」「大学に通ってみたい」等々いろいろな夢をかなえたそうです。
講話の最後には、「人生は一度きり、生き方に間違いなど無い! いろいろなことにチャレンジしてみよう」
「たとえ挫折や道を外れたとしても、考え方を変えることですべてを糧・経験値とすることができる。」とお話しいただきました。
また、「障がい者もみんなと同じ人間」「障害は不便だが不幸ではない」というヘレンケラー氏の言葉も紹介いただきました。みんな真剣に話を聞いていて、お話が終わると自然と拍手が鳴り響いていました。とても勉強になるお話でした。
文章が長くなりました。
写真は、別に掲載いたします。