命の授業(2年生)

2024年6月7日
    2年生の道徳で「命の授業」を行いました。
    フリーアナウンサーで、グリーフケア・ビリーブメントケア研究所の、石森恵美様を講師にお迎えし、
    「生きている毎日」というタイトルで講話をしていただきました。
    石森先生は、自分の心と向き合い、自分の気持ちを大事にすることの大切さや、自分の抱えている日々のモヤモヤなど言葉に表したり、時には周りに助けを求めたりすることの大切さを教えてくださいました。また、人の気持ちを自分のものさしではかって伝えてしまうことの危険性についてもお話しくださいました。
     
    【講話の内容】
    ① 自分の心の声に耳を傾けることの大切さについて
    ポジティブな言葉だけでなくネガティブな言葉も含めて自分の素直な気持ちを大事にすること
    ② 病気や事故で亡くなるということ(石森先生のご家族が体験したことから)
    学校に行けない子供の中には「学校が嫌だから学校に行きたくない」ではなく、「学校にいくことで心配なことがおこってしまう」などいろいろな原因があるのではないか
    人の気持ちは自分のものさしではかってはいけない。その人の気持ちはその人自身のもの
    「マズローの欲求五段階」より、「やりたいこと(=自己実現)がうまくいかない」ときは、まずは土台の段階が満たされているか確認していくことが大事である
    ③ 言葉と心について
    「マジ・ウザ・ヤバ」などの二文字で気持ちを表す「ニモ人」になるのではなく、自分の気持ちは自分にしかわからないので自分の気持ちを丁寧に言葉にしてみよう。
    「グリーフ(悲嘆)」は、人が亡くなったときにばかりではない。(試合で負けた。テストでうまくいかなかったなど)自分のグリーフを認めてあげて、向き合うことが大切である。